ストレスが溜まりやすい現代社会で。いつもイライラ・モヤモヤしていませんか?
「あれしなきゃ、これしなきゃ」って、どうしても頭の中がごちゃごちゃになるんだよね。
失敗したらクヨクヨしちゃうし、先のことも不安になるし。
そんなあなたは、もしかしたら左脳が過剰に強いのかもしれません!
今回は、私も実践して効果を感じた枡田 智さんの「もう“左脳”に振り回されない」をご紹介します!
左脳を抑えるには、散歩で右脳を活性化させるべし!
「もう“左脳”に振り回されない」では、自然の中で散歩をすることを特に推奨しているんです。
確かにメンタルの改善として散歩がおすすめされているのはよく聞くよね。特に、朝日光を浴びて散歩するのがいいみたいな…
そう。私もそれは知っていてもともと実践していました。
じゃあ、別に今までの通説と変わらないよね?
今までは自然の中で歩くという、その”行為”をすればいいと思っていたんです。散歩は音楽がないとできなかったし、ほぼ地面を見ていました。この本を読んで、自然を見て感じる体感を繊細に味わうことが大事だったんだと気がつきました。
スマホいじらないで、散歩ってちょっとな…。
もしただ感じて歩くというシンプルさに飽きを感じたとしても、それは「うるさい左脳が退屈している」といういい兆候なんだそうです。
自然を感じて散歩すると脳に抜群の効果が!
自然を味わうように散歩してみると、どんな効果があるの?
枡田 智さんの実体験をみてみましょう。
作者の枡田 智さんは、中高生からずっと鬱々とした生きづらさを感じていました。
社会人になってさらに負荷を感じて苦しくなっていたところ、一冊の本と出会います。
ジル・ボルト・テイラーさんの「奇跡の脳」です。この本では、脳卒中で左脳に出血が起こった際、緊急事態なのに不思議と思考が消えて、究極の安らぎを感じたというテイラーさん自身の体験が語られています。
左脳→悩み 右脳→安らぎ に繋がりやすい
昔から理屈っぽかった枡田 智さんはこの本を通して、「自分は左脳が過剰に強かったんじゃないか」という仮説をたてます。そして、右脳の感覚的な部分を強めようと、5時間がっつり山の中にいるのを3日間取り組んだところ、今までの鬱々とした気持ちが一掃されたそうです。
何十年も悩んでたのが、3日で改善するのはすごい!確かに革新的だね。
実際に山に長時間滞在するのは、実践がむずかしいです。なので、日常の散歩としてライトな取り入れ方を教えてくれるのがこの本です。頭が静かな時間を持ちたい方のヒントになると思います。
外を散歩して感覚を掴めたら、講座中とか電車の中など、別の場面で集中するときにも使えると感じてます♩
感覚を研ぎ澄ますことに脳を呼び覚ます効果がある?
感覚を研ぎ澄ますことについては、以前取り上げた本「家事か地獄か」にもリンクするなと思いました。
「家事か地獄か」は、稲垣えみ子さんが家電を全部捨てて昔の生活様式に移行した試行錯誤が楽しく描かれているエッセイです。
例えば、炊飯器もないからお鍋のコトコト音で様子がわかるようになったり…一見すると不便なのに感覚が研ぎ澄まされていく様子がとても楽しそうなのです。
ただ作者の稲垣えみ子さんが楽しむ天才なのかなと思っていたけど。今思えば右脳の要素である”感覚”を生活によって研ぎ澄ませてますよね。だから、幸福感があるのも理にかなってるのかもしれないと感じました。
また、「もう“左脳”に振り回されない」の中で”自分が透明になった感覚で自然に溶け込む”というニュアンスの言葉が出てくるのですが。
星野源さんのエッセイでみた「音楽をしていて自分がなくなる感覚が好き」みたいな文章を思い出しました。私も人生で近い体感を数回だけ感じたことがあるのですが、「自分がなくなる」ってある種ゾーンに近い印象があります。
あれは偶発的なものだと思っていたのですが、この本で練習する感覚は、ゾーンに近いものなんじゃないかと感じました。(抽象的ですみません)
日常でもこの”感覚を味わう“を利用して、今後色んな場面で没入していけたらいいなと思っています。
日常の散歩が脳に効果的なリラクゼーションタイムになる!
今回は、枡田 智さんの「もう“左脳”に振り回されない」をご紹介しました。
私も実際に自然を味わいながら散歩するようになり、最近は花や景色の変化にも敏感に気づけるようになってきました。
人によっては自然を味わうと言われてもピンとこないかもしれません。本には、そういう方でも没入できるようにステップが細かく載っていますので安心してくださいね。
・頭の中がごちゃごちゃして悩みやすい方
・右脳を鍛えたいと考えている方
・効果的にリラックスして散歩を楽しみたい方
最後までお読みいただきありがとうございました♪