料理・掃除・洗濯、終わりのない日々のサイクルである「家事」。
家事は、給料や成績に関わるわけじゃないのでやる気を保つのが大変ですよね。
学生なら勉強、社会人なら仕事を頑張らないとって思うほど、家事優先度が下がってやる気が出ないんだよね。
一人暮らしだから、自分のためだけに料理したりするのめんどくさい！家事やりたくない！
私自身も一人暮らしの中で、何度もそんな気持ちになってきました。だけど、1冊の本に出会って家事のやる気がグッとあがったんです！
今回は、家事を思い切り楽しんでいるフリージャーナリスト稲垣えみ子さんの「家事か地獄か」をご紹介します。
①やりたくない家事は、便利から生まれてる？
著 者 ：稲垣えみ子
題 名 ：『家事か地獄か：最期まですっくと生き抜く唯一の選択』
出版社 ：マガジンハウス
発売日 ：2023-05-25
ページ数：272頁
著者の稲垣えみ子さんも、以前は家事の中でも特に掃除が嫌いでやりたくないと思っていた側の1人でした。
変化したのは「原発への危機意識による節電」の為にすべての家電を処分してから。
えっちょっと待って！だいぶ極端な話だけど、それで生活できるの？
掃除機はほうきと雑巾で･･･みたいに昔ながらの方法に切り替えていったんですよ。
家事方法を切り替えたことで偶然の副産物(メリット)がありました。
家事の負担や時間が大幅に減ったんです。
逆に！？家事の負担が減るの！？
(例)掃除
重い掃除機を使って出来る時だけ掃除
➡手軽なほうきで毎日ちゃちゃっと掃除
➡掃除習慣が付く・部屋が自然と綺麗になる
料理も洗濯も昔ながらの形に簡素化することで、他のことができる時間も一気に増えました。どんどん良いサイクルが回りだし家事が楽しくなっていきます。
「家事はやりたくないもの」から「家事は気持ちがいいもの」に変化した訳です。
昔に戻ると楽になるっていうのは意外だね。便利だからこそ家事を溜めちゃって腰が重くなるっていうのは、確かにそうかも。
でも、私は出来る気がしないよ〜。
全部やらずに苦手なものだけ簡素化するのもアリだと思います。私は次引っ越す時は、掃除機は買わずにほうきと雑巾で代用しようかなと思ってます。
②やりたくないと思ってた家事は、生活の基盤を作る最強の武器！
稲垣えみ子さんは、住む家を小さくするなど生活をミニマルにしたこともあり自然とお金も貯まり出します。
将来のお金の不安解消にも直結するのか！
それだけでなく、家事を簡素化したことで、電気が止まるような災害時や、動きづらくなる老後にも対応しやすくなるというメリットまで付いてきました。
「家事」→お金・災害・老後の不安に直結する
なんか、色んな不安が一気に解消された感じで、一石三鳥だね！
「家事」は、周りの状況が揺らいだ時でも自分を支えてくれる最強の武器だったという訳ですね。
正直家事って時間の無駄だと思ってたよ。実家暮らしの時からもうちょっとやっとけばよかったな。
やる気が出てきますよね！私も、この本を読んで家事により力を入れるようになりました♪
家事・一人暮らしを楽しむメンタルになれる「家事か地獄か」
今回は、稲垣えみ子さんの「家事か地獄か」をご紹介しました。
最近、「生活をミニマルにして自分らしく暮らす」という本をよく見かけるようになりました。それでも、比較的男性が執筆しているものが多く、女性のロールモデルがあまりいなかったように感じます。
私自身独身でこれからどうするかなと考える中…
①将来お金が沢山必要な気がして不安
②一人暮らしのままだと老後が不安
という漠然としたモヤモヤをずっと持っていました。そんな中、「家事か地獄か」は”こんな暮らしがあるんだ”とにかく目から鱗で、家事を楽しみながら軽やかに暮らしている姿にすごく勇気をもらいました。
そして、甲斐甲斐しく頑張る母をみて「女性はこんなに高いクオリティで家事しなきゃいけないのか」と思っていた固定概念・プレッシャーも軽くなった気がします。
稲垣えみ子さんは、長らく朝日新聞社に勤めていらっしゃいました。それでも、「今がいい」と話しているので、本当の豊かさは日常の何気ない瞬間にあるのだなと改めて感じる一冊でした。
稲垣えみ子さんは我慢をしている訳ではなく、とても自然に楽しく暮らしています。
軽やかな生き方をもっとのぞいてみたい方は、是非「家事か地獄か」を読んでみてくださいね！
・家事がめんどくさい/やりたくないと感じている方
・一人暮らしだからこそ家事にやる気が出ない方
・将来を漠然と不安に思っている方
私も家事を最強の武器にできるように頑張ります！
最後までお読み頂きありがとうございました♪
