歳を重ねるほど、立ち会うことが増えるお葬式。いざ参列するとなると、マナーが分からず戸惑うことはありませんか?
お葬式の度にパニックになりながら、マナーを調べてるよ。実際ちゃんと把握していないこと沢山ある気がする。
・通夜・告別式・葬儀の違いは?
・お葬式の参列ってどこまで?
・お葬式で必要なもの・服装は?
・香典の金額とマナーは?
・お葬式の当日の流れは?
・お葬式に行けないとしたらどうするべき?
今回は、お葬式の基本について詳しく見ていきましょう!
- お葬式①通夜・告別式・葬儀とは?(参列はどこまでかも解説)
- お葬式②必要なもの・服装は?
- お葬式③香典の金額・マナーは?
- お葬式④当日の流れ・手順は?
- お葬式⑤行けないときはどうしたらいい?
- お葬式の基本まとめ
お葬式①通夜・告別式・葬儀とは?(参列はどこまでかも解説)
参列するとなると、いつ伺っていいのか不安になるんだよね。
では、まずは通夜・葬儀・告別式とは何かを改めて確認していきましょう。
【通夜】
・葬儀の前日に故人と最期の夜を過ごす儀式
・家族・親族・親しかった友人が参列する
・夕方に開始され、1~3時間ほどで終わる
・現在では半通夜が多くなっている
(昔は夜通し灯明(ろうそく)と線香を絶やさないようにしていた)
【葬儀】
・通夜の翌日の昼間に執り行われる
・家族・親族・親しかった友人が参列する
・故人の冥福を祈り見送るための儀式
・宗教的な意味合いが強い
【告別式】
・葬儀の後に執り行われる
・一般参列者も立ち会う別れを告げる儀式
・社会的な意味合いが強い
最近は、葬儀と告別式を合わせて行う場合も多いです。
参列はどこまでかもすごく気になってたんだけど、通夜は自分が行っていいのかちょっと考えちゃうね…。告別式に行けないけど、通夜なら行けるかもって場合は行っていいのかな?
告別式に参列できない場合は、通夜に参列することも可能です。その際は、長居するのは避けましょうね。
お葬式②必要なもの・服装は?
必要なもの・服装のルールも、ちゃんと確認したいな。
まずは服装から確認しましょう!
【男性の場合】
・白いシャツ
(襟の先端にボタンがついたシャツはNG)
・黒いネクタイ
(結び目の辺りにくぼみを作らないように結ぶ)
・黒い靴下・革靴
【女性の場合】
・ブラックフォーマル
(黒いワンピース・アンサンブル)
・低いヒールのパンプス
基本的に光沢のあるものは避けます。
急いで駆けつける場合、カジュアルすぎるのはNGですが平服でも大丈夫です。その際は、シャツ・ブラウスを白に。ネクタイ・靴下(もしくはストッキング)を黒にしましょう。
喪服は持っているんだけど、寒い時期のコートとかはどうしたらいい?
コートもカジュアルはNGです。黒色でフォーマルなものを選びましょう!
数珠は仏式の場合ってことは、違う神式とかキリスト式だと必要ないってことだよね。
そうですね。それでも、伺う先の宗派まで把握できないこともあります。焦らないためにもカバンの中に数珠は必ず用意しておきましょう。数珠は基本的に、左手にかけます。
お葬式③香典の金額・マナーは?
お香典の相場ってどれくらいなんだろう?
まずは金額をいくら包めばいいのか確認しましょう。
5,000円~1万円
一般参列の場合は上記が相場です。親族としてお香典を用意する場合は、関係性や年齢で変わります。
お香典の書き方とかもルールいっぱいあるよね?
【外袋】
(表書き)
仏式:「御霊前」など
(浄土真宗は、「ご霊前」ではなく「御仏前」)
神式:「御神前」「御玉串料」など
キリスト教式:「御花料」など
【中袋】
表:金〇〇円(漢数字)と記載
裏:住所(郵便番号なし)・名前
【マナー】
・薄墨で記載する
・新札を使用しない
・5000円くらいは水引が印刷のもの
・1万以上は本物の水引があるもの
・肖像が下・裏になるようにする
・外袋は左右下上の順に畳む
どうしても宗派が分からない場合は、黒白の水引で「ご香料」と表書きにしましょう。
書き方だけじゃなくて、渡すときのマナーもあるの?
お香典は、ふくさに入れて持って行きましょうね。
お葬式④当日の流れ・手順は?
当日の流れ・手順も宗派によって全然違うよね?
お葬式は、宗派や土地の風習によって変化する部分が多いです。今回は、日本で1番多い仏式の基本的な流れを確認しましょう。
①受付
②読経
③弔辞・弔電
④焼香
⑤お別れの儀
(花入れ・釘打ち)
⑥出棺
ご親族の場合ここから火葬場に移動して、納めの式(読経・焼香)⇒拾骨⇒(初七日法要※)⇒精進落とし(食事)と続きます。
(※亡くなった日から七日目に行う法要ですが、繰り上げ初七日法要として火葬後に行われるが多いです。)
お焼香、ちょっと不安なんだけど…
①ご遺族に一礼
②遺影に(合掌し)一礼
③お焼香(抹香を香炉に)
④遺影に合掌し一礼
⑤ご遺族に一礼
③のお焼香のところは、宗派によって変わります。回数が分からない場合は、心を込めて1回させていただきましょう。
補足:神式・キリスト教式の時は?
仏式を中心に見てきましたが、別の宗派で執り行われる玉串奉奠(神式)と献花(キリスト教式)についてもご紹介します。
①ご遺族に一礼
②玉串を受け取る
(右手は根元を上から・左手は先を下から添えて持つ)
④ご神前に進んで一礼
⑤根元が自分側になるように縦にする
⑥両手で根元を持って祈る
⑦時計回りに180度回して玉串を置く
(下に両手を添えてお供えする)
⑧二礼二拍一礼(拍手は無音)
えっ!全然違うね!献花は?
①祭壇に進み出て、ご遺族に一礼
②両手で花を受け取る(花の部分が右側)
③献花台まで進み、祭壇に向けて一礼
④花の根元が祭壇の方に向くように右に回す
⑤持ち替え、左手を下から花に添えて置く
⑥手を合わせて黙祷もしくは一礼
⑦ゆっくり下がり、ご遺族に一礼
やはり、伺う際には事前に宗派を確認しておけると安心ですね。
お葬式⑤行けないときはどうしたらいい?
どうしても行けない時は、どうしたらいいの?
お香典を託すもしくは弔電を送る
参列予定の方に託せない場合は、故人と面識のない方でも代理でお願いすることが出来ます。 また、ネットで弔電を依頼することも可能ですよ。
お葬式の基本まとめ
今回は、お葬式の基本についてご紹介しました。
お葬式に関する疑問の回答はこちらです。
①通夜・告別式・葬儀の違いは?参列はどこまで?
A.通夜:故人と最後の夜を過ごす儀式
(家族・親族・親しかった友人が参列)
葬儀:故人の冥福を祈り見送るための儀式
(家族・親族・親しかった友人が参列)
告別式:別れを告げるための儀式
(一般参列者が参列)
②必要なもの・服装は?
A.ブラックスーツ・ブラックフォーマルが基本
③香典の金額とマナーは?
A.一般参列の場合5000円~1万円が相場
水引とふくさを用意
④お葬式に参列する際の当日の流れは?
A.受付⇒読経⇒弔辞・弔電⇒焼香⇒お別れの儀⇒出棺
⑤お葬式に行けないとしたらどうするべき?
A.弔電・香典をお願いする
今回紹介したのは、基本のマナーです。土地によってマナーも流れも違う場合があるので、事前に地元の人に質問して確認しておきましょうね。
最後まで見ていただきありがとうございました。