学生も社会人もグループワークをする機会がありますよね。
こんな気持ちになったことはありませんか?
チームメイトが協力的じゃなくて疲れた。もう自己犠牲やめたいから勘弁してほしいよ…。
グループワークの中で、”自己犠牲”は大きな悩みですよね。
今回は、本「GIVE & TAKE」を参考に自分が潰れない立ち回りを考察していきましょう!
あなたは自己犠牲しやすいギバー?人の特性3タイプ紹介!
著 者 : アダム グラント
翻訳者 : 楠木 建
題 名 :『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』
出版社 : 三笠書房
発売日 : 2014.1.10
ページ数: 382頁
「GIVE & TAKE」では、人をタイプに分けると3種類になると紹介されています。ギバー・マッチャー・テイカーです。
それぞれ重視しているものが違います。
この中でも、うまくいく場合といかない場合の差が大きいのがギバーです。
テイカーはギバーを見つけると、思いっきり利用します。
あまり自己犠牲が過ぎると精神的にも体力的にも苦しいですよね。燃え尽き症候群になりやすいなら、ちょっと自己犠牲が多いよというシグナルかもしれません。
…ちなみに何タイプでした?
自分は、どちらかというとマッチャータイプかな。バランスが重要だからこそ、グループワークの比重にぷりぷり怒っていたのかも。マッチャーなのにギバー的なふるまいをしてつらくなってた気がするよ。
確かに根本的な気質はあるかもしれないけど、状況やコンディションに寄っても行動は変わりますよね。人生を綺麗ごとなしに振り返ると、全部やったことあるような気もします。
「この人は〇〇タイプだ!」って簡単に言えるもんじゃないならさ、テイカーじゃないって判断できるまで手を差し伸べないっていうのも難しいんじゃないかな…。いちいち気にしてたら、ギバーの良いところ死んじゃう気がするんだよね。
個人的に悩んでいなければ、別に気にしなくていい気がします。
でも、人との関係で「おや?」と感じることは誰でもありますよね?その時がこの知識を活かす時です。人間関係を見つめなおす際は、相手の”自分に対する接し方”を基準にしてタイプを考えれば分かりやすいですよ。
自己犠牲をやめたいなら、話し合いが超重要!
シンプルな人間関係の行き詰まりなら距離をとることができますが、仕事・課題がある場合はそうはいきませんよね。
自己犠牲がつらい時に、大切になるのが話し合いです。
でも、自分を主張するのは苦手なんだよなぁ。
「GIVE & TAKE」では、自己主張が苦手なギバータイプのために交渉の戦略も教えてくれています。ここでは、2つのポイントを紹介します!
①相手の感情じゃなく利益・考えに着目する
②他の人を代表して意見する
交渉のポイントを1つ1つ詳しく見ていきましょう!
①相手の感情じゃなく相手の利益・考えに着目する
優しい人ほど相手の気持ち(感情)に共感しますよね。
本で紹介されているコロンビア大学のアダム・ガリンスキーの研究結果では、感情に共感するほど自分の分を度外視して相手に寄り添った結果になりやすいことが分かっています。
気持ちではなく、相手の利益・考えを考えると自然と質問も増え、お互いのニーズを探りやすくなるそうです。
他の人の大変さを慮ると「自分が我慢すればいいや」っていう思考になりやすいから、これは結構重要かもね。それが続くと苦しくなってくるし。
個人的に”人の顔色を伺ってしまう事に悩んでる方”にも有効だと思います。相手の表情や感情ではなくて、利益・考えに着目すればひるまないというか…落ち着いて対応しやすくなりますよね。
②他の人を代表して意見する
「自分の権利を主張していいのか」と少し気が引けるという部分、ありますよね。それでも、交渉は粘り強くしていく必要があります。
そんな時は、自分が他の人を代表として交渉にあたることが効果的です。
「GIVE & TAKE」では、ギバータイプのサミアさんが”家族の代表”として給料を交渉した結果うまくいったという事例が紹介されています。
今回の例は”家族”ですが、〇〇代表の〇〇を置き換えると使えそうな場面は沢山ありそうですよね!
捻くれてるかもしれないんだけど、みんなのためと見せかけて自分の主張通したいテイカーっていそうだなと思っちゃった。
だからこそ、①の相手の利益・考えに着目しながら話し合うっていう部分が大事なんだと思います。そこも意識していれば、自分勝手になりすぎないはずです。
なるほどな~。この2つのポイントは主張する側としてだけではなく、主張されて話を聞く側としても使えそうだね!今後大事な話し合いの時に意識してみるよ。
自分も大切にしつつ、与えるギバーについて学べる「GIVE & TAKE」
今回は、「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」をご紹介しました。
テイカーを見極める方法やギバーで成功した事例など、紹介した以上に内容は盛りだくさんです。気になる方は是非本を手にとってみてくださいね!
ギバーでいることに疲れた方
人間関係で悩んでいる方
自己犠牲をやめたい方
最後までお読みいただきありがとうございました♪