無限の可能性がある将棋の一手。
素晴らしい頭脳を誇るプロ棋士は、何をもとに判断していると思いますか?
なんだろう・・・データとか情報かな?
確かにそれもありますが、プロ棋士である羽生善治さんは、「直感」も大切と語っているんです。
直感・・・?神様のお告げが降りてくるみたいな感じ?
お告げというよりは、自分の内側から湧き上がったひらめきといった感じでしょうか。
今回紹介する「直感力」は、直感をスピリチュアル的な視点ではなく、プロ棋士として論理的に考察されているのが面白いです。早速、直感について考えていきましょう!
①プロ棋士が考える「直感の正体」とは?
この本では、「直感」は一瞬で論理的思考が行われること。そして、直感を育むためには、何が良いか考える経験を沢山することが大切だと書かれています。
直感が生まれる流れを図に表したものがコチラです!
【直感が生まれる流れ】
① 経験の蓄積
↓
② 経験から最善手を導く
↓
③ ②が無意識に行われるようになり
瞬間的にひらめく
説明と図を見たらなんとなく分かったよ♪
よかったです!直感には「経験(①)」と「判断する機会(②)」がすごく大切なことが分かりますよね!
②プロ棋士が語る「直感が生まれやすい状態」を作るには?
頭が余計なことでいっぱいだと、どうしても直感は冴えません。そこで、羽生善治さんは何も考えずに散歩するなど、「あえて考えない時間」を作っているそうです。
でた!あえて何もしない、ホワイトスペースだ!
そう!以前このブログでも取り上げたホワイトスペースを、羽生善治さんは自然と生活に取り入れていたんです。一流のプロ棋士もやっているとなるとさらに説得力が増しますよね!
ホワイトスペースは、創造性を高めてくれるって言ってたもんね。直感を呼び起こしやすい状態にもなるなら、やっぱりやった方が絶対いいね!
ONOFFがはっきりすると、心身の健康のバランスも取りやすくなります。そういったコンディションを整える面でもホワイトスペースは、有効です♩
③プロ棋士から学ぶ「直感力」を鍛えるための経験の積み方
羽生善治さんは、直感を作るのは「経験」が深く関わっていると説いていましたね。
この本には、”どういう心持ちで経験を積み重ねていくべきか”もプロ棋士という視点から沢山紹介されています。その中でも個人的に注目した一部がコチラです。
①小さな目標を定める
②振り返らない
学生時代、分厚い参考書がいつ終わるのかを考えて絶望してたから、①小さな目標を定めるはよく分かるな〜。
結局、先を考えないでその日の分だけに集中した方がメンタルの負担は少ないですよね。
…また、新鮮なのが②振り返らないです。
「何を頑張ったのか記録をつけて自信をつけよう」みたいなことよく聞くけど逆だよね?
社会に出ると、成果がすぐにでないことは沢山ありますよね。努力を振り返ってしまうと"これだけやったのに"っていう気持ちになってしまいます。だから、挫折をしないためにも振り返らないことが大切と説いているんですよ。
①と②を考えると、未来でも過去でもなく今が大事ってことだね。論理的に考えた結果も、スピリチュアルでよく言われる"今ここ"に辿り着くのは面白い!
今を大切にすることが、ずっと進み続けるために欠かせないことなのかもしれませんね。
プロ棋士が論理的に直感を考察した「直感力」
今回は、プロ棋士としてご活躍されている羽生善治さんの「直感力」をご紹介しました。直感というと少し神秘的な雰囲気がありますが、そこを徹底的に論理的に考えているのがこの本のポイントです。
直感力を鍛える方法は「物事を継続しながら、成長し続けていくための方法」でもあるように感じました。
普段の生活にも使えるヒントが沢山あるので、気になる方は是非手にとってみてくださいね!
・直感力を鍛えたい方
・プロ棋士がどんなことを意識しているのか知りたい方
・論理的に考えるのが好きな方
私もブログを続ける上でも大切なことが分かって、すごく勉強になりました。最後までお読み頂きありがとうございます♪