SNSで誰でも自己発信できるようになった時代。
一度はこの壁にぶつかったことはないでしょうか?
「文章が思いつかない」
「文章が書けない」
この「思いつかない」「書けない」は、私がずっとぶつかってきた課題です。
学生の時から、自分の考えやアイデアを文章に落とし込むことが、とにかく苦しかったです。色んなノウハウやテクニックを試したけど、技術では文章がしんどいことは変わりませんでした。
でも、坂口恭平さんの「継続するコツ」には今まで見た情報にはない文章を生み出す知恵がありました。今回は、感想や参考になったポイントを合わせてご紹介します。
【文章が思いつかない】を解決するマインドとは?
著 者 : 坂口 恭平
題 名 :『継続するコツ』
出版社 : 祥伝社
発売日 : 2022.12.1
ページ数: 240頁
そんなにしんどいなら何故ブログを始めたのかって感じですよね…。
もともとは、しんどい体験で方向転換したり、改善されたりを何度も繰り返してきて。「それを書き残したら誰かのヒントになるんじゃないか」と思ったことがきっかけです。
私自身がしんどい時、ネットでどうしたらいいのか情報を漁っていたので、その時の自分が知りたかったことを書いています。
そんな動機があったとしても、なかなか文章を書き続けるのはとても大変でした。
そんな時に出会ったのが、坂口恭平さんの「継続するコツ」です。
本当に頭の中で話すまま、そのまま書いているような文体が特徴的な一冊です。
坂口恭平さんは依頼されたものを書くと、鬱っぽくなってスランプにもなるけど。今自分が書きたいことを書こうとするとツラツラと言葉がでてくることに気がつきます。
その時書きたいものを書く
私は、この偉大さをすっかり忘れていました。
文章がつらいとは言うものの、私の頭の中も結構言葉が溢れていました。
言いたいこと・話したいことはあるんだけど、
「いいものを作らないといけない」
「ちゃんとしなくちゃいけない」
という気持ちから、どうしても無理やり捻出する形になってしまっていたんです。
この本を読んでから「自分自身で発信してるものはもっと自由でいいんだ」と、肩の荷がだいぶおりました。ブログ記事も3つ前の記事くらいから、あまり負担なく書き上げられています。
【文章が書けない】継続するための2つのポイント!
「その時書きたいものを書く」を基本として、更に継続するためのポイントで参考になったものを2つ紹介します。
①クオリティは問わない
②嫌になったら手を止める
では、一つ一つ細かくポイントを見ていきましょう!
【文章が書けない克服①】クオリティは問わない
向上心はとても大切なものとされています。
はじめは目新しくて手が進んでも、続けていくと慣れから周りと比べ出して「自分のココが足りない」「作品のココがダメ」という風に自分責めがはじまります。
その自分責めが、継続を難しくさせることをこの本では教えてくれます。
よい作品を作ることより、その作業自体に夢中になること。作業を自分が楽しんでできるようになることを大切にした方が素直に続けられるということが分かります。
【文章が書けない克服②】嫌になったら手を止める
テスト前だけ勉強しまくって、日常の学習の習慣が難しいというのはあるあるのパターンですよね。
スタミナの限り一気にやる手法は、後に心身にどうしても響きます。坂口恭平さんは、疲れそうだなと思ったらノッてきてもある程度のところで切り上げるそうです。
逆にノッてる場合じゃなくて、コンディションがいまいちのこともありますよね?
そんな場合は、音楽や絵の創作活動も並行してやっていらっしゃるので、別の作業を進めたりしていらっしゃるそうです。心・体の波に合わせている印象を受けました。
今まで、クオリティ第一・嫌でも手を動かすという完全に逆をやっていました。一時的には成果はあがるのですが、とにかく苦しかったです。私に必要だったのは、テクニックではなくもっと根本の話だったんですね。
文章を書く喜びを思い出させてくれる「継続するコツ」
今回は坂口恭平さんの「継続するコツ」をご紹介しました。
「成果を追い求めると段々苦しくなるけど、作ることに喜びを覚えれば続けられる」
そんな新しい視点が持てた本でした。
①その時書きたいものを書く
②クオリティは問わない
③嫌になったら手を止める
この記事では、特に響いた3つのコツを紹介しましたが、本には坂口恭平さんの体感に基づいたコツがまだまだあります。気になる方は是非手に取って読んでみてください!
この気持ちを忘れずに、いい本をコツコツと発信していきたいです。最後までお読みいただきありがとうございました♪